千日回峰行
最近、ふと思いました。
ブラック企業で働くより辛いことがあるのか?
結論、沢山あります(当たり前ですが、、、)。
そんな中、「世界一過去な荒業」というのが目に飛び込んできました。なぜ、こんな辛いことをするのか興味が湧きました。
その名も、
千日回峰行・・・戦後1300年に2人だけ達成???
なんか、ブラック企業が可愛く見えてきました。
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どういう修行?
流派によって微妙に異なるようですが、以下の2つのステップがあるようです。
正直ステップ1だけでも十分と思う私は、未熟者ですね。
険しさを極める山中を1日48km、年間およそ120日、9年の歳月をかけ、1000日間歩き続ける。
一切の食物、水を断ち、眠らず、横にならず、これを貫くこと9日間、堂にこもり真言を唱え続ける「四無行」に挑む。
極め付けは、短刀を常備しており、
失敗しても生きているだけ素晴らしいと思う
wikiに詳細な説明があるので以下に載せて置きます。
達成者のコメント
達成者の一人である塩沼亮潤さんが講演をされており、このようなコメントをしておりました。
起床は毎日23時30分。起きたらすぐ滝に入って身を清め、そのあと山を歩く装束が用意されている参籠所まで、500段の階段を登る。そこで小さなおにぎりをかじりながら着替え、午前0時30分に出発する。左手に提灯、右手に杖を持って、編み笠をかぶって白装束をまとい、たった一人で山のなかに入っていく。
— 慈眼寺住職・塩沼亮潤氏
最初のコメントからこの修行の壮絶さが伺えるなー
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このような修行を経て会得されたことをまとめると、
- 「ありがとうございます」という感謝の気持ち、「本当にごめんなさい」という反省の気持ちを持つこと
- 利他(他人の利益)のために生きるということ
- 日常のままならないことをコントロールするためには「三つ心構え(忘れ去ること・捨て切ること・許し切ること)」を持つこと
- 心の針がマイナスに向かずに常にプラスに向くようにする「心構え」があれば、人生は必ず開けること
- 清らかな心から人徳を得られ、人脈が集まること
みなさん心に響くものはありますか?
ちなみに、人間には4つの苦しみがあるようですが、ブラック企業では、「怨憎会苦」のウエイトが大きと思います。
- 愛別離苦(愛する人といつか別れる苦しみ)
- 怨憎会苦(嫌な人に会う苦しみ)
- 求不得苦(求めるものが手に入らない苦しみ)
- 五蘊盛苦(心身思いどおりにならない苦しみ)
公演者と聴衆のやり取り
今回、動画では聴衆との質疑応答がありました。以下にやり取りをまとめます。悟っていると感じました。
自分の使命・志がわからない人はどうすればよいか?
衣食住があって、3度のご飯あることが奇跡
まずは、自分に縁のあったことを精一杯する。
日本に生まれただけで奇跡
心が折れる、くじける人はどうすればよいか?
誰かを喜ばせるだけ少しだけでも前向きに進みたいと思うことが大切
昨日の自分より少しでも成長を感じる
リーダーの人に考えて欲しいこととは?
自立と協調性を持ってほしい
自己満足だけではダメ
死を意識した時に見えてきた世界はどのようなものか?
全てが感謝の世界
今生きていることに感謝
まとめ
世界一過酷な修行から得れた極地で得られたものは「感謝」の気持ちであった。
日々の悩みが大したことではない事に気付かされるエピソードでした。
「ハンター✖️ハンター」という漫画に出てくるネテロ会長の感謝の正拳突きを思い出しました。
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